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夢の話。 将来どうなりたいという話ではなく寝ている時に見ている夢。 私の意識がない間にもう一人の自分が作った作り話。
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中百舌鳥(なかもず)から地下鉄に乗り梅田に向かう。

―――現実の世界では310円。
改札を通る前に券売機で切符を購入し自動改札を通る。
目的駅に着いたら切符を自動改札に投入して駅の外に出る。
でも夢の中では違った。―――

私はとても急いでいた。
薄暗い景色がそうさせたのかもしれない。
券売機で切符を購入しようと思ったが、駅員はそのまま入れという。
到着駅で支払うのだろうか?
出口でもたつくのは嫌だ。
とにかく両替だけ済ませておこう。
財布が小銭でパンパンに膨れ上がった。

ホームに降り立つとものすごい人の数。
ラッシュ時、いや、それを通り越している。
皆、何かに追われているようにどこかに向かっているようだ。
ホームからあふれそうな人人人。

押し込まれるように電車に乗る。

多分息苦しかったのかもしれない。
窮屈だったのかもしれない。
電車に乗っている間の記憶がない。

気がつけば梅田に着いていた。
人混みに押されるように改札に向かう。
よく見ると皆、切符を自動改札に投入している。
切符を持っていないのはどうやら私だけのようだ・・・
などと考えている暇はない。
早く改札を抜けよう。

改札にいる駅員の元へ行くと切符を持っていない人は1000円だという。
中百舌鳥から梅田まで千円?
そんなことはどうでもいい。
金額のことよりこの大量の小銭はどうしてくれる?

両替した小銭をデスクに広げ文句を言っている私。
(そんなことどうでもいいのに)
そう思っている自分がいる。
でもどうしようもない。
腹が立ってしょうがないのだ。

財布から出した小銭を駅員に両替しろと言っている。
私は財布を軽くしたいだけだ。
駅員は困り顔。

私は1円玉10枚を10円硬貨に変えてもらい満足した様子だ。
とにかく急いで改札を出なくてはいけない・・・

・・・
目が覚めるととても気分が悪かった。
何故私はこんな夢を見たのだろう。
駅員にいちゃもんをつけるなんて。
両替したのは誰のせいでもない、私の判断だったのに。
夢の中の駅員に静かにお詫びをした。







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