夢の話。
将来どうなりたいという話ではなく寝ている時に見ている夢。
私の意識がない間にもう一人の自分が作った作り話。
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ベトナム旅行から帰ってきた私は、クラスメイトにお土産を配っている。
お餅のような饅頭のような、白くて丸い食べ物だ。
一人の友人にあげようとすると
「私これ苦手。要らない」
とあっさり断られてしまう。
さっぱりしているというか、冷たいなあ。
少し悲しい気分になった。
違う友人に配りに行くと何事もないようにお土産を受け取りながら
「私、具合が悪いから次の授業出ない。早退するわ、先生に言っといて」
と言われる。
なんだ?私。パシリか?
と思ったのだが、よく考えると学級委員だということに気がついた。
そっか。
次の授業の準備で、職員室に資料を取りに行くついでがあったんだ。
彼女はそれが分かってて私に頼んだんだ。
資料を取りに行くことを思い出した私。
ベトナム土産を手に職員室に向かった。
職員室の入口は秘密の扉。
限られた人にしか明かされていない。
私は扉が隠れている壁にそっと手を置く。
そして力強く引くと秘密の扉が開いた。
扉の向こうは書庫。
静けさが漂う。
何事もなかったように奥に進む。
この奥に職員室があるんだ。
黒っぽいガラスの壁をさっきと同じように開ける。
その奥には先生たちが待機していた。
先生たちにベトナム土産を配りながら、友達が早退したいことを告げた。
「あの子はいつもそうなのよ。都合が悪くなるといつもいなくなるんだわ」
すごい勢いで怒られる。
何で私が怒られるんだろう?
そして、なんで先生が怒ってることを伝えなきゃいけないんだろう。
なんだか、理不尽な役だなあ、私。
嫌な気分になりながら資料を受け取る。
資料っていうからプリント類かと思ったら、なんと本。
それも百科事典みたいに分厚くて重たい本。
抱えて持ったら前が見えないよ。
なんとか秘密の扉を抜けて廊下に出る。
『教室まで遠いなあ。
隣の校舎まで帰らなきゃダメだし。』
ブルーな気持ちになりながら階段を下りると、なぜか鉄の扉が。
『来る時こんなのなかったのに。』
って思たけどよく見たら少し開いている。
扉にもたれかかって誰かが座って喋ってる。
よかった、資料落とさずに通れる、って思ったら喋りかけてきたよ。
「あのさ。学校休む時には事前に連絡しなきゃダメじゃん。
でも、出来なかったらどうするの?」
「それってどういうこと?」
何で私に聞くんだろう?
学級委員だから?
「例えば交通事故に遭ったとするじゃん。そんな時は学校に連絡できないよね」
学級委員って何でも知ってるんだね。
考えるよりも先に、私、答えてたよ。
「とりあえず、その時は出来なくてもしょうがないけど、救急車とかで運ばれたら家族が気がつくよね。きっとその時に学校に連絡を入れると思うよ。だからそういう時は後日でもいいんだよ」
彼女は納得したみたい。
ふーん、って言いながら扉を開けてくれた。
資料、重たい。
でも、ホントは重たくない。
早く教室に戻ろう。
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